銅製オリジナルジャム鍋について
キッチンパラダイスではオリジナルの銅製ジャム鍋を制作しています。
手作業で丁寧に作られるため、月に作られる台数が決まっており、ほとんどの場合は数か月お待ちいただいています。
このところ物価上昇が激しすぎますね。(2022年夏現在)。
土鍋や木製品など7割も価格が上がった商品もあります。銅製品ももちろん免れず、決してお安くない銅製品ですが、近年は常に価格が上がり続けています。
予告なく上がることもあります。
キッチンパラダイス オリジナル銅製ジャム鍋 41800円(税込)
銅製ジャム鍋制作:銅作家 今尾誠氏
寸法:内径22cm 底径18cm 外径23cm 高さ10cm 板厚1.2mm
鍋本体:銅 取っ手:鉄(油焼き仕上げ)
銅の形成のしかた
銅はこんなふうに叩いて形成していきます。本当にとても地味で技術のいる作業です。
銅鍋が優れている理由
銅でなくてはできない料理がたくさんあるのは次のような特徴があるからです
①熱伝導率が高くステンレスの24倍。短時間で仕上がります。
②鍋の温度が均一になり、量が多くても均一に熱が伝わります
③銅イオン効果で色鮮やか、きめ細かく仕上がります。
なぜ銅鍋でジャムを作る?
銅鍋でジャムを煮ると、あっというまに温度が素材全体に伝わり無駄がありません。また火を弱めればゆっくり加熱し、火を強めればたちまち加熱し、加減が自由自在です。その熱の伝わり方の自由さが、和菓子職人が餡子の鍋として、パティティエのジャム鍋として、和食の職人が天ぷら鍋として使う理由です。
揚げ物は短時間で中までよく火が通るので野菜やお魚のジューシーさを失わずに揚がり、ジャムも短時間で仕上がる上、銅イオン効果で瓶に詰めた後もずっと色あざやか。野菜を茹でると、青々とゆであがります。
内側がコーティングされていない理由
銅鍋にはこのようなジャム鍋と違って、内側が銀色の錫引(スズ引き)の鍋があります。違いが分かりにくい方も多いようですね。
銅と違い、錫は230℃以上になると溶けはじめるので、揚物や糖度が高いジャム、餡子には不向きです。そのかわり錫引きしていると、素材をいれっぱなしの煮物でも鍋が変色しにくいという便利な理由もあります。煮物、おでん、水炊きのような鍋には錫引してあるコーティングの銅鍋がいいでしょう。
銅鍋で茹でるだけでもきれいです。逆にアルミ鍋などで茹でると色が悪くなります。
写真は金柑を1キロ煮た写真。カットしてジャムなどにすれば1.5キロくらいは入ると思います。旬の果物を使ったジャムは年中楽しめます。ジャムやコンポートに、一生モノの銅鍋をぜひ使ってみてください。
驚くほどの自由度で、最高のおいしさを引き出します。
銅製品は一生モノです。製品によって全く使い勝手が違い、また取扱いやメンテナンスがとても大切な道具です。
キッチンパラダイスでは銅についてスタッフみんなで勉強しています。変色、再生などのご相談も承っていますのでご購入後もご安心ください。
■銅製キッチンパラダイスオリジナルジャム鍋
41800円(税込)
素材: 本体:銅 取っ手:鉄
サイズ: 内径22cm 底径18cm
外径:23cm 高さ:10cm
板厚:1.2mm 取手を含む長さ30cm
容量 :満水約3.3L
熱源 直火
原産国 日本
(在庫がない場合は予約中でお送りします。毎月制作できる個数が限られているので数か月おまちください)