包丁は、鋼(ハガネ)かステンレスか?
包丁には大きく分けて2種類あります。昔ながらの鋼の包丁とステンレスの包丁です。
京セラのセラミック包丁もありますし、鋼といってもステンレスで挟んでいる(見た目ステンレス)の包丁もありますが、大きく分類すると鋼かステンレス、和包丁と洋包丁と言ったりしますが、実はちょっと分類があいまいです。
ここでは刃先が鋼かステンレスかで比べてみます。
初心者におすすめの包丁は
ずばり、ステンレスの包丁です。鋼はさびやすいのでよほど使い方を知らないと難しいと思います。また初心者の方は砥げない場合が多いので、少しよいものを買うと切れ味が持続します。
ほとんどの場合は初心者だからと安価なものに手が伸びてしまいがちですg、逆にすぐに切れ味が悪くなるので、料理意欲も失せてしまいますからもったいないですね。
先端がとがっている牛刀タイプを買うと、切れ味がやや悪くなりにくい。というより、悪くなっても刃先が突破口になってなんとか切れたりするので便利ということでしょうか。
料理にこなれてきた方は
ステンレス製のちょっとよい三徳包丁と牛刀を2本もつととても便利です。トントントンと野菜切る時は三徳で、お肉は牛刀タイプでと使い分けると刃も持続しますし、砥ぎに出すときもスペアになります。切れ味の良いステンレス包丁を買うとかなりストレス減になります。
「いくらのを買えばいいですか?」とよく聞かれます。
一概には価格はいえまえんが、調理学校の学生さんなどは定価8000円くらいの三徳を買われると聞いたことがありますが、5000円以上を選ぶとよいと思います。刃物の価格は刃の持続力には大いに関わると思います。
料理道具にこだわり始めた方は
三徳包丁は鋼の包丁のほうが切れ味が気持ちよいです。素材に刃がはいっていく感覚が心地よいです。また鋼は少々価格が安くても自分で砥げさえすればいつでも刃の切れ味が戻ります。
ただし鋼の包丁は慣れない方もつと驚くほど錆びます。全面鋼の包丁は調理工程がひとつ終わるたびに水分を拭き取り、作り終わったら洗ってお湯をかけて水分を拭き取って乾かすという一連の作業がかかせません。しばらく使わないと空気中の湿気を吸い取り錆びます。ですのでたまにしか使わない方にはあまり向かないのですが、その場合は毎回新聞にくるむなどのしなくてはいけません。京都の有次の包丁を錆びさせたと包丁砥ぎに持ち込む方がたくさんおられます。
刃先だけが鋼の「タダフサ」の三徳などは、側面がステンセスなので多少は楽になりますが、それでも刃先はいつも拭く必要があります。慣れていただくしかありません。
錆びなくて切れ味も続く包丁をという方
刃物のお世話は自分には向いてないという方はステンレスの良い包丁をお買い求めください。
キッチンパラダイスのオリジナル包丁は切れ味が持続と切れやすさ、刃と取っ手のバランスなどがとてもよいと思いますし、樹脂の取手の切れやすい牛刀ならビクトリノックスのシェフナイフやグローバルの牛刀、ミソノの包丁なども人気です。
包丁は毎日使うものなので、思い切って良いものを揃えると、ほんとに気持ちよく台所にたてると思います。