まな板はオリーブオイルを塗ったほうがいい?

「まな板にオイル塗ったらかびないんですか?」

お客様から「まな板にオイル塗ったらかびないってほんとですか?」と聞かれました。

「えーっ!?」とわたし。

ネットで調べてみたら、

「木製のまな板を購入したら、使い始める前にオイルフィニッシュをしておきましょう」と。

うそうそ。笑)

いえ、実は半分うそです。

毎日使うまな板にオイルを塗ったら、食材にオイルがベトッとつきますし、食材の汚れを洗うたびに油はきれいに落ちてしまいます。まな板は水分を吸ってほしいのにその効力も落ちてしまいます。オイルに匂いがついたお刺身とか食べてくないですよね。

つまり、一般的なまな板にはオイルはぬりません。

まな板にオイルを塗る場合

まな板の中には「カッティングボード」と呼ばれるものがあります。区別がつきにくいのですが、パンやチーズ、果物をカットするときに使うまな板です。

だいたいオリーブの木とかチーク、アカシア、ラバーウッドなどでできています。

このカッティングボードは、普通のまな板と用途が違うので、オイルをしみこませて使うんですよね。

カッティングボードの表面を保護し、カビにくくなり、汚れもつきにくくなります。木の乾燥を防ぎます。

オリーブオイルが一番簡単ですが、乾性油とよばれる油にすると、塗ったらすぐ固化するのでベトつきません。

乾性油は、亜麻仁油、えごま油、シソ油、クルミ油、ひまわり油などです。オリーブオイルの場合は塗った後拭き取ったほうがいいかもしれませんね。

■キッチンパラダイスでは、まな板の削り直しを年に2回行っています。夏と冬です。HPをご覧ください。