宮台真司先生の「道ならぬ恋はこう考える」

今日は台所道具の話でなくちょっとブレイク。

「もしパートナー(夫や恋人)が道ならぬ恋をしたら?」

たいがいの人は、「自分という存在がありながら」と怒り狂います。
今日は、そんなときにどんな風にとらえるのがいいのかってことを、社会学者の宮台先生が根源的な回答をしていたので、考えてみました。

思わずのけぞった宮台先生の回答です。

「いい質問です。(たとえばパートナーに対して)その人と一緒にいるのが幸せたったかを聞くんだよ。そして、その幸せは自分が与えられないのかを聞くね。自分との間ではないのか。自分に与えられないものなら、自分には何が欠けているのか、自分になにができないのでそれができないのかを聞くわけ。恋愛はもともと所有ではなんだよ。所有と思う人はクズだ。」

ちょっとウケました。笑)それを冷静に考えられる男は20人に一人かなと、先生。

思わず笑ってしまったあとで、よく考えると、ほんとに根源的な「人としてのありかた」だなと。

ワイドショーが取り上げる下世話な不倫正当化話ではありません。

夫婦や恋人、家族のありかたとして、哲学的な、成熟した考え方ですね。確かに。

「相手を好きだ」ということは、相手のいいところや才能を伸ばし、相手を喜ばし、精神と生命を守り、最後は許してあげる。つまりは幸せにしてあげる。それを続けることによって自分もまた幸せになっていくというのが人間だ、そうとらえているわけなのです。

世間の意見に流されない。妬み嫉みを拡張していくメディア決してのらない(もう見ないほうがいい)。

そんな時間より、もっとも身近な人と素直な気持ちをシェアしていく。否定しない。きょろきょろせずに生きていくっていうのがこれからのパートナーシップであり家族のあり方ではないかと。

「いやいや、そうはいっても」ですよね。確かに理想論ですが。ですが結婚は所有ではないこと、相手の幸せを自分の幸せにと捉えるということに関しては外れてないです。

もちろん、例外的な婚外恋愛なども果てしなくたくさんあります。そういうのは宮台先生的な言葉を借りて言えば、「クズ」なので(笑)相手にしない、話題にもしないってことです。
関係性以前に、相手の幸せを願えないのなら….それはそれでパートナーシップとして疑問ですね。まぁ社会制度だけを順守してるってことで。

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