フッ素加工のフライパンがくっつきやすい
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フッソ加工のフライパンがすぐくっつく?
「買って間もないのに、フッソ加工のフライパンがもうくっつき始めた!」
そんな方もいると思います。
理由はいくつかあります。
①フッソ加工は高温に弱いので、260度以上で使ってしまった場合には一気に劣化
②フッソ加工は温度変化に弱いので、熱いまま水につけたり逆に余熱の時に一気に空焚きしても劣化
③金属ヘラでフッソ加工が剥げる
④フライパンに調理した料理を入れっぱなしにしておくのも劣化しやすい
このような「くっつきやすくなる原因」をできるだけ避けいただけると加工を少しは長持ちさせることができます。ただし、一度なってしまうともとに戻るのは難しい場合が多いです。
くっつきはじめるともう買い替え?
いえ、まだ早い時期なら、助かることもあります。
買い替える前に、重曹洗いをしてみましょう。
重曹大匙1くらいをいれてお湯を沸かします。ひどい場合は多めに入れてください。10分くらい沸騰させます。
火を消してすこし冷めるまで放置したら、ぬるま湯くらいの時にタワシでゴシゴシと洗います。いくら金属ヘラOKと書いてあっても金属タワシはやめておきましょう。
フッソ加工のランクによってはスポンジだったりハードスポンジだったりと変えなくてはいけません。
布タワシというのも便利ですがフライパンによってはそれでも傷がつくこともありますので気を付けて。
キチパラで販売している漁網エコタワシでもいいと思います。
2回や3回やってみると効果大です。
沸騰させて、放置して、磨く。の繰り返し。
磨き終わったら、キッチンペーパーなどでゴシゴシ拭いてみます。
買い替え時期は?
重曹で何度かやっても状態が変わらない場合は、買い替えです。まあまあのフライパンなら2年ほどで買い替える人が多いようです。フッソ加工が安価なものはもっと早い場合もあります。
また、金属ヘラをつかって表面のコーティングがはがれてきた場合も買い替えです。
油を多めにいれたら使い続けることはできますが、アルミが見えてしまうとそこから溶け出すのでお勧めはしません。