タダフサの包丁、私の口コミ
とうとう、この包丁を入荷してきました。
2年前の9月から使っていて「なかなか良いなぁ」と実感。「よしっ!お店に並べよう!」と決めたのですが、卸しの関係ですぐには入荷することができず、今回ようやくです。良かった。笑)
タダフサの包丁、タダフサとは?
タダフサは昭和23年より新潟燕市で刃物を製造販売する刃物メーカーです。プロ向けなども多数製造している会社で、歴史があります。
2019年に新潟のタダフサの工場に見学に行ってきました。
このマークが特徴的ですね。
工程をひととおり見せていただきましたが、それぞれ分業制でほんとに丁寧に作っています。職人さんの手の感覚がとても大切です。触っては見て、触っては砥ぎの繰り返し。
2012年に発売した「ダダフサ 基本の3本次の1本」はテレビや雑誌、WEBなどでも多数紹介され、製造が追いつかないほど人気になりました。
タダフサの三徳包丁17cm
そんな中でも私が気に入っているのが、三徳包丁17cmです。
使った感想は、刃が素材に入っていく瞬間が心地いい感じ、とでもいいましょうか。鋼の特徴ですが、スーッっと入っていくんです。
持った感じの全体のバランスも悪くないです。それに疲れにくい。
切れ味もなかなか長く持ちます。これ大事です。
ステンレスとハガネの包丁
この三徳は、オールステンレスの刃ではなく、ハガネの芯をステンレスで挟んだ三層構造です。つまりハガネの包丁なんです。
ハガネほどの質の良いオールステンレス包丁を探すとしたら数倍の値段になります。ハガネは手間がかかるけど切れ味はステンレスより安く手に入ります。一例ですが、8000円のステンレス包丁より4000円のハガネのほうが切れ味がいいという場合も多いです。(いまはステンレスもかなり質がよくなり、ある程度の価格の商品にはハガネに近い切れ味もあります)
ハガネの刃は、刺身の身を崩さずに切り、野菜の断面をキレイにカットするので味が違ってくるという方も数多くいます。野菜などはステンレスだとしても、よい包丁をよく砥いでいればあまり変わらない印象ですが、刺身包丁はやはりステンレスはハガネにはかないませんね。
全部がハガネだと気を使いすぎるという方は、ダダフサみたいにステンレスでハガネを挟んだ包丁を買うのがよいと思います。あとは使ったら刃先を乾いた布巾でよく拭くことです。毎回ですよ。
キチパラでも発売を始めました。ご購入はこちらからお願いします。