銅の玉子焼器のメリットとは?どんなものを買えばいい?
友人から連絡があり、NHKで銅の玉子焼器を紹介していたよとのこと。うれしいなぁ。
15年ほど前キチパラで取り扱いはじめたころは友人に「こんな高いの売れるの?」と言われていましたが、いまはもうかなり多く方が使うようになりました。銅の美味しさが徐々に広がっているようです。
では、以前書いた内容ですが、あらためて。
●キッチンパラダイスで銅の玉子焼器を購入する場合はこちらをご覧ください。
銅の玉子焼器は短時間でふんわり
銅の玉子焼器が知る人ぞ知る道具ですが、実はとても人気です。使っている方は「あっという間にでき、ふんわりしてとてもおいしい!」と口をそろえていいます。いったいその「ふんわり感」や「あっという間」というのは、ほかの玉子焼器と比較してどの程度違うのでしょうか。味に違いはあるのでしょうか。
銅と鉄とフッソ加工実験
卵三個で160gと、出汁、しょうゆ・砂糖、みりんを入れて、同じように焼いてみました。
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- フッソ加工は1000円。IH兼用で、新品
- 鉄は約5000円
- 銅は工房アイザワの銅製玉子焼器
フッソ加工の玉子焼器で作ると時間は約7分。強火だと焦げるのですが、弱火だと時間がかりすぎます。
中火くらいで巻いていきました。
鉄は、意外と火の通りが早いですが、焦げやすいので気をつけて焼きました。所要時間は5分。
銅の玉子焼器は所要時間わずか3分たらず。非常に早いです。
巻きながら、あまりにボリュームの違いに、量がまちがってたっけ?と思ったほどです。
出汁巻の大きさを比べてみる
玉子焼きをカットして並べてみると、そのふんわりさに大きな差がでました。半熟で巻くため早く仕上がるからでしょうが、半熟で巻いても中に熱が通るからふんわりと仕上がるようでです。
3つの出汁巻を食べ比べてみる
スタッフと食べ比べてみました。
フッソ加工・・・卵が固い。つまってる。薄焼き卵の味。だしの味はあまりない。塩分がききすぎ。
鉄・・・しっとりしてる。少し水分がある。見た目より触感はやわらかい。
銅・・・かなりふっくらしている。しっとり感がある。ジューシー。出汁の味が美味しい。
フッソ加工と鉄の違いは、膨らみ方はあまり変わらないのですが、鉄のほうが触感がやわらかい。
鉄と銅の違いは、ふんわり感と出汁の風合い。
銅製とほかの二つで作るのは、できあがりが全く別物という印象でした。
板厚でも違う?
どのフライパンでもいえることでですが、仕上がりは厚みで違います。銅製の玉子焼でもそうです。薄い板厚の銅は、温度変化のために多少焦げやすくなるかもしれません。実験に使用した玉子焼器は1.5mmです。1.2mmのものも売られています。卵が3個くらいのものは1.5mmくらいあったほうが作りやすいでしょう。
どんな商品を選んだらいいの?
銅が極端に薄くて軽いものは選ばないほうがいいです。作りにくいです。
ラッカー剤のようなコーティング剤で変色防止しているものも、ムラができますのでおすすめしません。
自分の店を自慢するようで恐縮ですが、銅に関しては、キッチンパラダイスのように(もちろんキチパラでなくてもいくつかのお店があると思います)スタッフみんなが銅に精通しているところからお買い求めになるのをお勧めします。長い期間ご使用になるのでご相談事に対応できるお店が良いと思います。
ご購入からしばらく経っても、油慣らしのこと、作り方のこと、変色のこと、張替のこと、取っ手のこと、いろいろご相談を受けています。
そのほかの使い方や洗い方に関することは、このブログの銅の玉子焼器のカテゴリーからもご覧いただけます。
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