就活の必須条件

タイトルが面白かったのでついつい読んでしまった本に、「一流の人たちがやっているシンプルな習慣(秋元征紘著)」というのがありました。ナイキやケンタッキーなどの会社再生を歴任してきた社長が書かれたもの。

この中で、特にいまのこの状況にぴったり当てはまる「成功しない人の例の6つ」とうのがありました。

「排他的」「結論が遅い」「しばしば間違ったことを判断する」

さらに、次の3つ。

「雑多な知識と失敗経験が豊富」「既存概念にとらわれる」「できない理由を並べる」

大人になって勉強すればするほど、知識が豊富になり、既成概念にとらわれ、失敗も多くなり、なんでも知ったような気になります。(失敗を自慢する大人が多い多い)
そしてできない理由をいろいろ答えられるようになります。これまでの知識と失敗と古い情報で培われた既成概念が、次の想像力をむしばむことがあると思うのです。

私の師匠である料理研究家の桧山タミ先生(95)は仰います。

「子どもでも大人でも生徒でも、私が知らないことを教えてくれる人はみんな私の先生です」

この考えを持っている人は、いくつになっても新しい世界を作っていけます。

そこでです。

これから就活する方、入社を希望する会社に勇気をもってこう聞いてはどうでしょう。

「御社の30年後はどうなっていると思いますか」

「そのためにいまどんなことに着手なさってますか」

30年後はきっとあなたがその会社で部下を率いているかもしれない。

その会社が、いまの時点で、リモートがピンとこない、いまの時点ではオンラインは考えてない、若手の意見を聞かない、相変わらず年功序列では、ではあまりにも不安すぎます。

変わる世の中についていけてない企業では、30年後といわず3年先も厳しいのは間違いありません。

また、その質問をした就活生を排除するようでは、なおさら危ない会社です。

どうでしょう。思い切って面接で聞いてみませんか?

私の考える就活の必須条件は、就活生からもとめられる会社としての必須条件です。