自己肯定感のもと
自己肯定感のタイトルの本が今年30冊以上
「自己肯定感」が、さまざまな問題の要因だとわかったのはいつごろからだったでしょうか。もともと言葉はあったのでしょうが、私が子育てしているころはあんまり言ってなかったような。
「自己肯定感」に関するレポートが国立教育政策研究所からでているのが平成27年。本のタイトルとして「自己肯定感」という言葉が初めて使われたのがアマゾンさんによると平成16年ですね。意外と最近です。
ちなみに「自己肯定感」という言葉がタイトルについた本は今年だけで30冊以上ですよ!
(多すぎて30までしか数えてない)
自己肯定感とは
自己肯定感とは、自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉、だそうです。
自己肯定感が低いとどうなる?
東洋経済オンラインの記事によると、
自己肯定感が低い人は、
過去の失敗へのこだわりやトラウマがある
他人との比較や劣等感の意識が強い
いつも「できない」と思ってしまう
周囲への依存度が強い
人のために頑張ることができない
などの問題がでてくるそうです。
研究者によると小学校の高学年になるまでに自己肯定感が確立してしまう
そうでして、親たちも大変です。
自己肯定感のもとはなあに?
「かけっこで一番になったらゲーム買ってあげる」「100点取ったからママうれしい」
ふつうに使ってしまうこういう言葉、無意識に使ってませんか。
それ、ちょっと気を付けたほうがいいです。
逆にかけっこに1番でないとき、よい点が取れなかったときはどんな言葉をかけますか?
○○できないならわたしもしない、喜ばない、という言葉だと子供たちは「条件付き」の愛情だと感じます。やれなかったら喜んでもらえないんだと。ありのままの自分じゃいけないんだと。
反対に、結果が出せないときにこそ温かく見守ってくれる親、抱きしめてあげられる親なら、子供は安心して次の挑戦にむかえます。
それが自己肯定感のもとです。
うまくいかないときにこそ、温かく見守ること、寄り添うことが大切ですね。
たとえ結果がでなくても、がんばれなくても、どんなときもです。
どの研究者も「高学年まで」というってことは、そこまでが脳の大きな土台を作っているということでしょう。
自己肯定感高い子は、「幸福」が他人やモノや状態でなく、自分のうちにあるので、生きやすいんです。
これだけ本がでてるってことは、みんな興味あるんだなぁ。