しがみつかない生き方

精神科医の香山リカさんの「しがみつかない生き方」という本、いい内容でしたね。ずいぶん前に読んだ気がします。

確かに「しがみつかない」ってほんとに大事。

「しがみつかない」って「ひとつのことにとらわれない」ってことなだなと思います。

だってひとつのことにとらわれると、他の幸せを見逃してしまいます。

「コロナが怖い」ってとらわれたら、たとえ安全な場所にいたとしても、ずっとコロナのことでおびえ続けてしまいます。

人って不思議なもので、幸せにとらわれず、不安のほうにとらわれてしまうんですよね。

「人はたくさんのパズルのようなもの」

五体不満足の著者オトタケくんが言ったことばです。

病気になっても、受験で落ちても、恋人からふられても、たとえ親に恵まれなくても、上司がイヤな人でも、それは何十、何百という複雑なパズルのピースのひとつ。悩み以外のことは恵まれていることだっていっぱいあるっていう意味です。

「いやいや僕は全くうまくいってない」そう言うかもしれません。でもね、たとえ過去がうまくいかなくても、これからの道はどこまでも開いています。可能性のピースは自分でいくらでも増やしていけるのです。

地位にしがみつかない
お金にとらわれない
病気になっても病人にならない

物事は多面的であり、自分はとても複雑なパズルのピースでできています。

人に怒りをぶつけなくてもいいし、体だって元気になります。

「こうでなくちゃいけない」っていう考え方にもとらわれず、自分の弱さも受け入れ、心を開放してあげる。

そうすればちょっとだけいまが生きやすくなる気がします。