世界を変えるのに魔法なんていらない

エキサイトブログからお引越ししました

これまでエキサイトブログで書いてきた私のブログ「AYA’S Diary」は、キッチンパラダイスのサイト上のこの「AYAの台所道具BLOG」で続けて更新していきます。台所道具のこと、お店からのおしらせ、日々考えていることを綴ります。よろしくおねがいします。

道具に関しては常に加筆しながらできるだけ正しいことを模索していきたいと思っています。道具の取扱いについてはカテゴリー(サイドバー)からごらんください。

エキサイトブログを書き始めた2009年ごろ、東京の病院で大きな手術をしました。初めてお店を2週間近く休みました。スタッフ、家族には本当に心配をかけました。病気を心配しながら、子育ても仕事も模索中の折、とても深く共感した、ある作家の講演を紹介したことがあります。ここであらためて。2010年2月の自分のエキセイトブログからの転記です。

ハリーポッターの著者のハーバード大講演

ハリーポッターの著者J.K.ローリングが、ハーバード大学の卒業式で講演した全文を読みました。

彼女は貧しい幼少時代をすごし、離婚してシングルマザーになり、仕事もない状態から、世界で知られる有名な小説家になったのです。

彼女は大学を卒業してからの21年間に、2つの大きな教訓を得たと学生たちに話しました。

「失敗の効用」と「想像力を持つ重要性」

失敗についてはこう語っています。

「私は失敗したことによって、試験に受かることでは決して得られなかった内なる安心感を手に入れることができました。失敗のおかげで私は、自分について、他のいかなる方法でも学べなかったであろうさまざまなことを学びました。私は、強い意志があり、自分が考えていた以上の自制心があることに気が付きました。(中略)

人生とは何を手に入れたかや何を達成したかでないと知って、初めて幸せになれるのだ、と。」

想像力については、

「想像力は、私の物語にでてくる魔法と同様、道徳的に中立であって、善でも悪でもありません。相手を操作するためにそうした能力を使おうとする人もいれば、相手の身になって考えるために使おうという人もいるでしょう。想像力を一切使おうとしない人もたくさんいます。無関心な態度をとるこどで、邪悪な行為に手をかすことにもなるのです。」

失敗から幸せの本質を学び、他の人々の暮らしが自分のものだったらと想像する力があれば、魔法なんていらないという彼女の考えに、私も共感します。