琺瑯(ホーロー)容器の7つのメリットとは
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琺瑯(ホーロー)の保存容器が人気ですが、ホーローってなぜそんなに人気になってきたんでしょう。
プラスチック容器とどうちがうのか?ガラス容器とは?
琺瑯(ホーロー)容器が良い理由
①酸と塩分に強い。漬物、ぬか、マリネに
プラスチックの保存容器は、特に酸に弱いものが多く、どうしても臭い移りしてしまいます。ステンレスも種類によりますが、やはり水分のあるものや塩気のあるものなどはさびがくることがあるのです。その点、琺瑯は長期間保存しても素材に影響が全くありません。食材の風味、質を変化させにくいのです。
長期保存の糠漬け、漬物、ジャムなどに向いており、酢漬け・マリネなどは数日の保存だとしても琺瑯やガラスを使ったほうがよいでしょう。
②下ごしらえに便利
水にさらす、衣をつける、食材を洗う、食材をわける、重ねるなど、下ごしらえにとても便利です。
③直火やオーブンに使える
蓋をはずせば、直火やオーブンで使えます。琺瑯容器の本体は鋼板(鉄)ですので、水分さえ入っていれば直火でもオッケーなのです。空焚きはできません。オーブンは特に向いています。
④保温性、冷却性に優れている
グラタンを作ると、オーブンから出してもしばらく温かいまま美味しく食べることができます。保温性が良いです。また、ガラスやプラスチックよりも効率的に冷却します。早めに冷たく仕上げたい時は、ホーローに入れて冷やすと効果的です。もっと早く冷やしたい場合には、容器を冷凍させておくと良いと思います。カレーをまとめて作って冷凍することもでき、そのまま直火にかけられます。
⑤食材のストック、整理整頓に便利
冷蔵庫の中に重ねて保存できます。また保存の時に本体に直接マーカーなどで中身と月日を書いておくこともできます。
⑥白いので、食材が映える
オリーブオイルにつけておいたり、酢漬けをしたりしても、液体の様子がよくわかり、また食材の様子が映えます。そのまま食卓にだしてもスタイリッシュです。そのままお皿代わりにだしても見栄えがします。
⑦臭いや色がつかない
ホーローは表面がガラス質なので匂いも色もつきにくくなっています。プラスチックのように色が染みたりすることはほとんどありません。カレーやキムチなど匂いがつきやすいものには便利です。
⑧汚れがつきにくく、洗いやすい
オーブンや直火で焦げ付いた場合などは、重層を入れて煮てたててふやかしたり、お湯を入れておくだけでも汚れがふやけて綺麗に落ちます。
プラスチック容器を長年使うと見えないキズができ、実はかなり劣化していきます。キズに汚れが入りこみやすくなり、臭いが残るだけでなく、汚れがとれにくくなるのです。
⑦衛生的で食材がわるくなりにくい
昔から、医療の現場でもホーローがよく使われてきました。容器の素材が溶け出さないことや、汚れが容器に染みないことなどがその理由です。病院では、ホーローの洗面器に消毒液をいれて手洗いにしていました。