梅干しを漬ける容器とザルについて
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梅干しづくりに使う道具に関しての問い合わせが多いので解説します。
必要な道具は、
・すり鉢やボウル(要らない場合も)
・下漬け用の容器
・重石(またはおもしになるもの)
・竹ざる
・本漬け用の容器
大雑把だとこんな感じです。
すり鉢かボウル
完熟梅だとほとんど不要ですが、完熟しきってないものや青梅の場合はすり鉢やボウルで塩をなでつけると梅酢が上がりやすくなります。
その場合は大き目のものが使いやすいです。
下漬け用の容器
琺瑯容器かカメ、ガラス容器でもOKです。プラスチックで漬ける方もいますが、塩分・酸が強いので本来は向いていないでしょう。
(とはいえ、最近はジップロックで漬けたりして手軽なのもありますしね)
一般的には梅干しの量の2倍以上の容器といわれます。
梅干し1キロなら3リットル以上がおすすめの大きさです。
梅干し2キロなら野田琺瑯なら4.5L、丸カメなら2号(ぎりぎり3.6L)梅の大きさによっては3号(5.4L)がよい場合も。
梅があがってくるのと重石をのせるので余裕をもったほうがいいでしょう。
重石
完熟梅は重さの等倍~1.5倍、青梅なら2倍以上の重さの重石が必要です。
専用の重石は便利ですが、3日~1週間しか使わないのでもったいないと思う方は、ペットボトル、すり鉢、琺瑯鍋鉄鍋など重たいものを代用してもいいと思います。
竹ざる
プラスチックやステンレスで干す方もいますが、外に干すときにザルが高温になりすぎる場合があります。竹ざるがもっとも無難です。
ザルは、2kgの梅の量なら45cm~60cmの直径がだと余裕です。
42cmはキチパラで販売しておりますが、これでものせられます。ちょっと窮屈なので、20粒くらいはいつもお使いの竹ざるで分けて干してもいいでしょう。
本漬け用の容器
カメかガラス容器にいれましょう。下漬け容器より小さくてもかまいません。
下漬け用の同じカメに入れてもいいと思います。
ホーローは酸味が強すぎるので数年間の保存は避けたほうが無難です。
量は下漬けと比べると2/3程度あれば十分で、例えば2kgの梅干しなら2Lのガラス容器でもほぼ大丈夫です。3Lなら余裕があります。
下漬けと違って漬けてる間に量が増えるわけではないので、ガラスに詰めるだけ詰めて保存してOK。
梅酢にひたしてガラス容器で密封するとしっとりとした感じに、カメに入れると長期間で梅酢が蒸発した感じになります。