保存容器を使い分ける その1
プラスチック容器、スクリュー式ガラス保存容器、バネ式保存容器、ホーロー容器、いろんな保存容器がありますが、使い勝手をわけていますか?実は保存の期間や何を入れるかなど、それぞれ違います。
その1では、プラスチック保存容器、バネ式プラスチック容器、ロック式超強化ガラス容器を紹介します。
①プラスチック容器
ジップロックやネオキーパーほか、100円ショップ、スーパー、どこでも売ってある軽い容器です。
特徴
安価で軽くて、落としても割れず、レンジでも使えて便利。ただし、酸や塩分、油分、臭いが残るものなど全般に弱く、長時間の保存はできません。
スポンジで洗ううちに傷がついたり、長めに保存したり、レンジにかけたりすると、洗っても匂いが残り、冷蔵庫の匂いの原因とも言われているので注意。とくに油分のあるもの(カレーやシチューもそう)などをレンジにかけると、素材に臭いがしみこみやすく菌も繁殖しやすいです。匂いが残るもの、翌日まで冷蔵庫に入れたりするものは、ガラスやホーロー容器のほうが臭い取りは簡単です。長期保存には向いてないことは覚えておきましょう。
ちなみに、臭いがとれなかったら(臭いの種類にもよりますが)、茶殻をいれておいたり、米のとぎ汁をいれたり、柑橘の皮でとったり、塩水であらったり、ほかにもアルコールスプレー、重曹、漂白剤と、いろんなやり方があります。
料理をそのまま外にもっていったりするときは軽くて重宝しますし、そのまま差し上げる時は安価なので便利ではあります。
②バネ式プラ容器
蓋にバネをつけてワンプッシュするだけで中身が密閉になる容器。代表的なものにオクソのポップアンプコンテナがあります。
特徴
海苔、昆布、豆類、お菓子、コーヒー、粉、シリアルなどなど乾燥したものを入れる容器です。片手でできるので取り出しやすく、密閉もしっかりでき、組み合わせて重ねて収納もできて使いやすいです。中身も見えるのも便利。オクソのこの容器は、2007年にグッドデザイン賞を受賞して以来のロングセラー商品です。真空ではありませんが、バネの密閉度は優れています。コーヒー豆なども上手に保存してくれます。
ただし乾物用にしか使えませんし、ふたは洗えませんので、その点は注意が必要です。
③ロック式超強化耐熱ガラス容器
代表的な商品にグラスロックがあります。耐熱なのでオーブンにも入れられ、4方向からロックします。
特徴:
ガラスは酸や塩分に強い素材。ガラスは長期保存可能。何をいれても大丈夫で安心です。さらにこの超強化耐熱ガラスというのはとくに優れています。固い床に落としても割れず、230℃までの高温にも強く、レンジやオーブンにも使え、冷凍にも食洗機にも使えるという万能さです。(オーブンは蓋は不可。レンジは蓋のロックをあけたら使用可)
蓋はガラスではないので、多少に臭い移りはあります。
また、このグラスロックはロック式。韓国製でキムチなどの匂いが漏れないように作られているので、調理済みの料理、例えばカレー、シチュー、肉じゃがほかにも向いています。
臭いが全く外に漏れず、密閉度が高いので、冷蔵庫用、持ち運び用にはとても向いています。
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