おひつの良さ

おひつの良さって?

「おひつ」は炊きあがったご飯を入れておく昔ながらの容器です。炊飯器なら保温機能でいつまでも温かさを保ちますが、おひつの保温は美味しくなる保存です。
できあがったご飯を木のおひつに入れることで、あら熱が取れて美味しくなります。またゆっくりと冷めていくあいだも水分を調節してくれるので冷めても常に美味しくふっくらしたご飯になります。おひつはご飯からでた蒸気(水分)を常に調節し呼吸しながら保存するという道具なのです。

おひつに入れたご飯は、そのまま保存するより長く保存できます。冬なら丸1日程度はもちろん、保存環境が良ければ翌々日でも美味しく食べられます。真夏でなければ、朝炊いたご飯を夕ご飯に、夜ご飯を朝食べてもOKです。
炊飯器で保存したご飯は特有のにおいがする場合も多く、保存が長くなるとパサパサと美味しくなくなり、さらに電気代もかかります。