夏はすし桶もおひつも壊れるワケ

すし桶やおひつ、せいろは夏が危ない

「すし桶にヒビが入ったんですが」「セイロが壊れました」

そんな声が多くなる季節になりました。そうなんです。夏は乾燥するのでよく壊れるんです。

よく木の道具の説明に

「直射日光をお避け下さい」と書いてありますよね。

木の表面が太陽の熱によって急激に乾燥することで、ひび割れしたり変形したりするのです。

冬なら直射日光で乾かしたとしても半日かかります。それなら頑丈な木なら乾燥に耐えられるでしょう。
それが、真夏となるとタオルでさえ1時間で乾いてしまいますので、とっても危ないのです。

「急激な乾燥」を避けて木の道具を干すには、

①水分をよく拭き取ってから干す

②風が通る日陰か室内で干す

③何日もほったらかしにせず乾いたら収納する

この3つが大切です。

風が当たる方向に一番濡れている内側を向けると効果的に乾きます。

底を上げたりザルの上で乾かすのもよいでしょう。

まな板は直射日光のほうが殺菌になるのか?

直射日光に殺菌効果があるのは知られています。ですが、濡れているまな板を真夏の日光に当てると、急激な乾燥により反ってしまう可能性があり、危険です。

特に薄手のまな板は間違いなく反ります。(薄手は軽いけどこういうのが扱い方が難しい)

3cmほど厚みがあるまな板ならよほどでないと反ることはないでしょうが、それでも表の裏が同じように乾燥しないと危ないですね。

それに比較的反りやすい部位で作っているまな板もあります。それが最小限に抑えられているのが高級まな板の理由です。反りにくい木の部位があるわけです。

日光消毒をしても、表面消毒に留まるので、であれば短時間で表裏を日光にあてるというやり方ならよいかもしれません。

木には抗菌作用がある

木にはそもそも抗菌作用があります。直射日光にこだわらなくても、きちんと汚れさえ取っていれば、日陰でも室内でも、乾かすだけで十分に抗菌されているのです。

汚れを取るにはタワシが一番。良いタワシで汚れを書き出してよく洗ってください。