せいろにカビが!? そんな時の対処法と予防法を解説

1.あっ…、せいろがカビてる!
2.まずは落ち着いて。カビへの対処法は大きく2つ
3.カビの原因は主に4つ
4.カビを防ぐには?今日からできる予防6選
5.まとめ

あっ…せいろがカビてる!

「せっかく買ったお気に入りの木のせいろにカビが…!」

そんなショックな経験をされた方、実はけっこう多いんです。私のお店にも、「せいろにカビが生えてしまったんですが、どうすればいいですか?」といったお問い合わせがよく寄せられます。

ちゃんと乾かしていたつもりなのに、気づいたらカビていた…。がっかりしてしまいますよね。

  • 「何がいけなかったんだろう?」

  • 「このまま使っても大丈夫?」

  • 「料理にカビがうつったりしない?」

そんな不安や疑問に、しっかりお答えしていきます。

まずは落ち着いて。カビへの対処法は大きく2つ

せいろにカビが生えてしまった場合でも、すぐに捨てる必要はありません。カビの程度によっては、引き続き安心して使えるケースが多いんです。

① 表面のカビなら、サンドペーパーで削ってみる

カビが浅い場合は、目の細かいサンドペーパーで軽く削ることで、きれいに取れることがあります。削ったあとは、しっかり乾かしてから使用しましょう。

② 取れないカビにはエタノール消毒

サンドペーパーで取れない場合は、食品にも使える消毒用エタノール(例:パストリーゼ)を全体にスプレーします。アルコール濃度が高いほど効果的です。

スプレー後は、しっかりと乾燥させれば、また安全に使うことができます。蒸し料理にエタノールのにおいが移ることはありませんし、カビが食材にうつることもありません。

どうしてもカビが気になる場合は、蒸し布やさらし、クッキングペーパーを使って調理するのもおすすめです。

カビの原因は主に以下の4つ:

再発を防ぐためには、「なぜカビが生えたのか?」を知ることが大切です。

カビの原因は主に以下の4つ:

  • 湿気

  • 汚れ

  • 温度

  • 酸素(これは防げない)
    特に注意すべきは「湿気」「温度」「汚れ」です。

こんな使い方、していませんか?

カビの場所 原因の可能性
内側だけカビている 完全に乾く前に蓋をしてしまったなど
外側だけカビている シンクの近くで乾かし、湿気を吸った
底がカビている 乾かすときに直置きやタオルの上に置いていた。蒸した後も鍋の上に置きっぱなしにする

カビを防ぐには? 今日からできる予防法6選

  1. たっぷり水に浸けず、さっと洗う(タワシ使用がおすすめ)
    *汚れてない時は洗わず乾かしてOK

  2. 使用後はすぐに乾かし始める(理想は5時間以内に乾燥)

  3. 風通しの良い場所に置く

  4. 吊るす、または底を浮かせて空気が通るようにする

  5. 湿気の少ない場所に保管する

  6. 長期間使わない時は新聞紙やさらしで包んで保管

乾燥が何よりも大事です!
早めにしっかり乾かすことで、カビの発生をかなり防ぐことができます。

まとめ

木のせいろは、カビたり、ゆがんだり、変色したりと、扱いが難しいと思われがち。でも、一度その美味しさや使い勝手を知ってしまうと、手放せない道具になるんです。

木の道具は「使いながら慣れていくもの」。車の運転と同じように、最初は戸惑っても、自然とコツがわかってきます。

ぜひ、木のせいろと上手に付き合って、日々の食卓をもっと楽しく、美味しくしてみてくださいね。

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2025.9.26インスタグラムのアカウントが突然停止された(復活するかどうか不明)ため、
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引き続き、台所道具の使い方やコツなどを発信していきます。

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