木のせいろの使い方 ~お手入れ~

レンジで蒸す代わりにせいろで蒸して、美味しくて安全で、より健康な食卓を目指しましょう。

せいろの基本的な使い方として「使い初め」「お手入れ」「蒸し方」に分けて説明します。

こちらでは「お手入れ」です。

壊れないように、かびない様に使うための手順をご紹介します。

〇使い終わったら早めに洗う

使用後ほったらかしにすると、汚れや匂いが取れにくくなったり、湿気が多いとカビたりすることもあります。
早めに洗って乾かしましょう。洗う時は、基本的には洗剤を使いません。油汚れが気になって洗剤を使う時は、ぬるま湯でタワシでしっかり洗剤を落としてください。「から蒸し」をすると、完全に洗剤がとびます。

 

〇外なら陰干し、中なら通気のあるところで乾燥

洗ったらしっかり水気を拭いてから、風通しのいいところで陰干しします。直射日光では、季節によっては変形してしまうこともあるので、夏はもちろん、天気のよい冬などは長時間は避けたほうがいいと思います。
室内で干す時は、空気がよどまず流れるところ、ドアのところや、外からの風が入るところなどが最も乾きやすいと思います。水気をしっかり拭くことが大切です。(内側をよく拭く)
また、乾かす際、途中でセイロを上下ひっくり返しすと、下の部分に水気がたまって黒ずむのを防げます。
木のザルの上で乾かすと、接点の水分を吸収してくれますし、セイロを浮かすように干すとさらに効果的です。

〇汚れていないなら洗わない?

毎回水に浸けて洗うとどうしても壊れやすくなります。野菜やご飯しかあたためないときは、あまり洗わなくてもよいと思います。匂いの強い野菜の時は洗ったほうがいいですね。また油分がついたらよくタワシで洗ってください。

〇完全に乾かしてから収納

完全に乾かずに3日以上使うとせいろがカビていることがあります。乾きにくい季節に室内で干す場合は、せいろの内側に軽くドライヤーなどをあてて渇きを促進してもいいでしょう。(急激にドライヤーで乾かすと割れることもあります。あまり近づけすぎないように)暖房の近くに長時間おいたりすると、急激な変化で変形したり壊れたりしますので気をつけてください。

昔は壊れたりかびたりしないように、せいろを複数使って休ませながら使うという考えが一般的でした。毎日使う方は、2個以上もっておくほうが無難です。

〇長時間使わない時は

長時間使わない時は、湿気が少ない場所に置くか、棚に収納する時は新聞紙でくるんでおくといいでしょう。セイロとセイロの間にも新聞紙を挟んでおくと安心です。ビニール袋にいれてしまうと逆にカビやすくなります。