素麺と芋の天ぷら

夏になると素麺がさっぱりしていいですよね。
暑くて食欲なくってもつるっと食べられるし、作るほうも簡単ですしね。

子供が家にいる夏休みって毎日のお昼ごはんのレパートリーがだんだん乏しくなってきますよね。カレーを3日続けようもんなら「またカレーなの」と言われそうですが、暑い日の素麺なら3日くらい許されそうじゃないですか。初日の薬味は葱と生姜。2日目は紫蘇と錦糸卵。たまには豆乳麺にしてみたり。味変すると1週間くらいは飽きられずに食べてくれそうなのが素麺。

うちの実家は、素麺には必ずといっていいほど、さつまいもの天ぷらが付いてきます。

天ぷらは塩だけ振って食べはじめるのですが、3枚目くらいからは麺つゆにつけて食べる。
それがあまりに当たり前で、大人になって友人宅で素麺をいただいた時、別のおかずがでてきたもので「素麺の時は芋天じゃないの?」と聞いてしまいました。芋天はうちだけなんじゃないかと気づきました。

あとから母に、「ねぇねぇ。素麵の時はなぜうちは芋の天ぷらなの?」と聞いたのですが、答えは「素麺は芋の天ぷらが一番いいじゃないの。」という正解とは言えない解答。

母のことだからおそらく栄養価を考えてかしらと思ってぐぐってみると、「素麺の時のおかずは天ぷらがいい。タンパク質の多い天ぷらが最適です」「芋などは高カロリーで合わない」と書いてありました。あら。
芋はタンパク質少ない。魚介とか肉とかがタンパク質は多い。あらら。

そんなわけで、「きっと母の出身の長崎がさつまいもの生産量がおおいからでないか」という次の希望(?)的な予測がわいたところで、ググる。結果は生産量42位。はずれ。

「なぜうちは素麺には必ずさつまいもを揚げるのだ問題」理由はわからずじまい。

おそらく、何もなくても芋は手に入りやすい。安い。突然の来客が多かったので準備がいらないからか。安くて子供がおなかいっぱいになるから。そんなんと違いますか。

だから、私には素麺に芋天がノスタルジーフード。最強です。