娘の大学卒業に際して(10年前のブログひっぱってきた)

私ごとですが、東京の大学に通っていた一人娘が、先日大学を卒業しました。

コロナ禍で親は参加できなかったものの、終了後に、袴の写真と、友達との写真を送ってくれました。

「楽しい4年間。(東京で)通わせてくれてありがとう」添え書きがありました。

子育て終了を実感するとともに。無事にここまでたどり着いた安堵感と、娘を見守ってくれた多くの方々に感謝ばかりです。

 

小学校の登校の時、私立中学の登校の時も、うしろから隠れながらついていった日々を懐かしく思い返します。

そんな母の心配をよそに、自由奔放な性格になってしまいました。

 

4年前、上京する数日前。

いつも通り「こっちとこっちのピアス、どちらがこの服似合うと思う?」と、朝のルーティンのごとく娘に質問を投げかけると、

正面向かって私にこう言いました。

「ママ、もう自分で選ばないと、私もうすぐいないんだからね。」

 

あれから4年。ピアスはすっかり自分で選ぶ癖がつきました。

あの時、娘が続けていった言葉は「ピアス、迷ったら、お店のスタッフに聞いたらいいよ。」

 

そんなわけで、スタッフや友達に聞きながら、私も独り立ちできるようになりました。笑)

4月からは、彼女の小さいころからの夢だった出版の仕事につきます。本を作る仕事のようです。

厳しい業界ですが、がんばって楽しくやっていってほしいです。

 

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ちょうど10年前に娘のことを書いたブログをみつけました!

「娘と本屋と集中力」

週に3回、夜9時を過ぎて娘を塾に迎えにいきます。そんなに勉強させるつもりじゃなかったのに、どうやら小学6年生が塾に通うとそんなものらしいのですよ。いつも帰るとすぐにアイスノンを頭にあてているので、きっとクタクタなんでしょう。
「そんなに大変ならやめていいよ。」と言うと、「言い始めたの私だから、最後までやる。」と、もっともらしことを返すので、とりあえずだまってみています。

塾から帰宅すると「だるい、きつい。」の繰り返しで2時間くらいダラダラ。学校の宿題を終えたら11時半をまわるなんてこともあり。異常でしょう。もともと娘は全く集中力がありません。というより、嫌いなものには集中しません。
宿題の時間を3時間作ってやると、全体の8割くらいを最後の30分くらいでやってるよう・・・。うっかり勉強中の娘の部屋に入ったりすると、お絵描きが始まっていたり部屋の整理整頓をはじめたりしているので、こっちが頭に血が上ってしまいます。

つい2日前もダンス教室から19時に帰宅した娘が、「今日も宿題多い~!10時はまぬがれん!」と頭を抱えていました。塾と学校の宿題で3時間はかかると言います。

「そんなかかるの・・・。小学6年も大変ねェ。天神にTSUTAYAの大きな古本屋ができたから、宿題あんまりなかったら行こうかと思ったのに・・・。」
そう言うと、娘の目がキラリ。
「何時まで開いてるの?」
「なんかそこ夜中までやってると言う話よ。」
「じゃ、8時半までに食事も宿題も時間割も全部終わらすから30分だけ本屋に行ってもいい?」

3時間の宿題が、食事と時間割込みで1時間半なんて到底無理だろうと思い、テキトーに答えておいたのです。
「まぁ、できたらね。」
「ママ、悪いけど、夕食を部屋にもってきてくれない?」
「う、うん。」

(8:30になり・・・)

「(部屋のドアをバーンと開けて)ママ~すべて完了。着替えたよ!!行くよ!ママなんでパジャマきてんのー?着替えて着替えて。急いでよ。」
「へ?終わったの?」

本当に時間割まですべてキッチリ終わらせているのです。なんという集中力!

約束は約束なので仕方なく車を走らせて天神のTSUTAYAへ。
なんと・・・夜の営業は2日後かららしく、その日はすでに閉店していました。
「じゃあジュンク堂だ!」と娘は私をひっぱりジュンク堂へ。そこも20:30で閉店。しかたなくスタバでジュースを買って帰ったのでした。

あの集中力はどこへはら。昨晩も娘の就寝は遅すぎる11:30。この前みたいにパパパッと宿題片付けてくれないかなと思ってるんですが、そうはいかないらしいのですよ。