圧力鍋と銅鍋のいわし煮実験
イワシをもらったので煮てみる
仲良しの魚屋さんから「おいしいから食べてみてよ」と大阪湾のイワシがやってきた。
見るからに相当美味しいに違いないので、とにかく一番美味しく煮るにはやはり銅鍋しかないと思ったものの….
子供たちに食べさせるなら骨まで軟らかいほうがいいかもととかいろいろ考え、50尾もあるので半分づつ煮てみることにしました。
半分は圧力鍋で
いわしと煮汁を入れて沸騰して圧力がかかり始めるまで7分くらい。そして加圧時間15分。そして圧力弁がさがって蓋をあけるまで15分。
半分は銅鍋で
蓋は開けたままで、落とし蓋。
強火で煮て沸騰するまで5分。沸騰したら少しだけ火を弱めて15分。その後はしばらく放置しておきました。
できあがりをみんなで試食。
■見た目の違い
圧力鍋は皮が剥けてしまうことが多い。圧力の加減とか新鮮さとかかもしれないけれど、慣れが必要と思う。
銅鍋は温め直しでもあまり剥けない。
■かかった時間の違い
時間はほとんど変わらない。小さいサイズのいわしだったし、減圧の時間が加わると圧力がものすごく時短ではない。
もちろん急冷減圧という方法なら早かったかもしれないけれど、少し味をしみさせるために今回は自然減圧にて。
■食感の違い
圧力鍋は非常に柔らかい。口の中で溶けそうなほどふわふわしている。スタッフの3歳の子供も骨まで食べられる。
銅鍋は、骨は食べてしまうスタッフもいたが、基本的には骨はやや固い。身は柔らかいがコシというか弾力があり、新鮮さを感じる触感。圧力鍋のイワシと比べると、魚の厚みが残っていて形がしっかりしている。噛みごたえがある。
■味のしみ方の違い
圧倒的に銅鍋のほうが中まで味が濃い。圧力鍋のイワシは、出来立ては薄味な感じがする。
逆に銅鍋は味が染みやすいのでもう少し調味料を減らせばよかったと思った。
銅鍋と圧力鍋、いわしの結論は?
結局、好みだねという話にはなったけれど、大人はその触感と味のしみ具合から銅鍋いわしを好む人が多く、若い子は柔らかくて食べやすい圧力鍋を好むことになりました。圧力鍋いわしも十分美味しかったです。それぞれ少し調味料の量を変えないといけないなと思います。あと、圧力鍋は慣れが必要ですね。
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