ステンレス鍋の変色ってどうやって取るの?
昨日、お客様とお話ししていたところ、ステンレス鍋の変色が気になるとのこと。
特に単層の鍋は熱が分散しないから焦げやすいし、なんだか虹色に変色したりするし、水垢っぽいのがつくときもあります。
実はこれ、すべて汚れの落とし方が違ってくるんですよね。
焦げは油だからほとんどの場合はアルカリ(重曹でOK)で落とし、水垢は酸(クエン酸)でおとします。
ステンレスは虹色に変化するときもあるのですが、それは北陸アルミのHPでこのように紹介されています。
(北陸アルミニウムのHPから)
空炊き、もしくはそれに近い状態(強火)で使用したため、ステンレス表面の酸化皮膜(錆を防止する膜)の厚さが均等でなくなり、反射光で変色して見える状態です。変色は、クレンザーやステンレス磨きなどで丁寧に磨くことにより、ある程度の回復が可能です。鍋自体が変質した訳ではないので、そのまま使えます。
そういうわけで、このすべてをひと通りやってみました。
最初、焦げ(油分)をおとすために重曹
重曹とお湯をいれて沸騰。
10分くらい沸騰させて火を止めて15分くらい待ちます。
汚れはとれますが、変色はとれませんね。
どうやら水の成分と変色があいまって、まばらな感じになってます。
次のクエン酸を沸騰させてこする
重曹で取れないものはクエン酸でとります。10分経ってしばらくおいてからこすります。
やはり、こすらないととれないものもあり、#800の工業用不織布パットでおとします。これくらいなら傷がほとんどつきません。
ささっとこすって、底はこんな感じです。
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