読売新聞のしりしり器記事が人気

読売新聞西部版に「よみうりファミリークッキング」という無料冊子があります。若い人からすると「え、いまどき冊子情報とか見る?」とお思いでしょうが、一定の年齢層はとても楽しみになさっている冊子なのです。

今年の春からその冊子に、「道具のはなし」と題して、キチパラで人気の道具を解説するというのをやっています。その道具を使って料理研究家の濱地佳世子先生がレシピをつけるという記事です。

前月までにガラス瓶やホットサンドメーカーなどもピックアップしたのですが、このしりしり器の人気は絶大です。問い合わせが前月に比べて圧倒的に多いんですよ。

確かに、しりしり器は手軽で時短です。でも「理にかなったおいしく作れる道具」でもあるんですよね。それに濱地先生のレシピがまさにおいしくなること間違いなしのレシピなのです。

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しりしりの名前の由来

「しりしり」というのは、するときに「しりっしりっ」と音がするから「しりしり器」と言われています。
もともとは「にんじんしりしり」という沖縄料理からきており、これは沖縄で千切りのことを「しりしり」といういうかららしいのですが、そもそも音感から「千切り=しりしり」となったのかもしれませんね。

もとは沖縄料理用?

沖縄の名物料理の「にんじんしりしり」を作るときにこれを使いますから「しりしり器」というのは確かのようです。ですが、ほかにもじゃがいも、ゴボウ、大根などいろんな野菜で使えます。
酢のもの、サラダ、キャロットラペ、そのほか炒め物などなんにでも使える便利な千切り器みたいな道具です。

普通の千切りとどう違う?

「普通の千切り器とどう違うんですか?」とよく聞かれますので、今日は千切りでももっとも細い「ツマ用」と比べてみます。

ツマ用千切り器の細いのはこんな感じです。

これがしりしり器。

しりしり器は、表面の繊維をザクザク断ち切るように、スライサーより粗く削ります。やや太めの仕上がり。
サラダで食べると触感がしっかりとしています。また表面がザラザラしているので、ドレッシングもとてもよくなじみます。炒め物でも油が絡みやすく、非常にいい感じなのです。

濱地先生は「道具のはなし」で豚ばらとにんじんのしりしりを作られました。脂をとりすぎを考慮して、「キッチンペーパーで吸い取る」とありましたが、しりしりのように繊維を断ち切った削り方をしていると、わずかな脂のうまみがとてもよく人参になじむのです。

そういえばよく「切れなくなったらスライサーは買い替えですか?」と聞かれますが、答えはイエスです。刃物ですから切りづらくなったら新品に買い替えてください。また木製なので濡らしっぱなしにしないことも大切です。

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