鬼おろしとステンレスおろしの違い

鬼おろしとステンレスおろしはどう違うのか、カタチとおろし具合、味について説明します。

鬼おろしってなに?

おろし器といっても、ステンレスおろし、セラミックおろし、銅のおろしなどいろいろあります。
鬼おろしというのは、通常のおろし器よ歯が粗く、歯ごたえを残したい時につかうおろし器です。通常は竹製のおろしのことを言うことが多いのですが、商品としてはステンレス製やプラスチック製でも「鬼おろし」という商品名もあります。ここでは竹製で比べてみます。

左は2つは竹製鬼おろしです。三角の扇型が多いのですが、、真ん中のように四角や、竹を半分に割ったところにおろしを組んであるものもあります。この扇型の鬼おろしはおもに大根に使う場合が多く、おろし部分の角度がゆるやかです。

扇型の鬼おろしの特徴(左)

大根の甘みを感じるおろしで、時間が経っても甘みが残り、サクサクとした触感です。
意外と力が要らずにおろすことができ、大根をカットしてすこし傾けておろしていくと力が要りません。
子供が食べても辛みがないので食べやすくなります。大根そのものの甘みを楽しみたいときに、みぞれ鍋、出し巻きとともに食べるのが向いています。

粗目おろしの特徴(中央)

竹製鬼おろしのひとつですが、商品名が「粗目おろし」となっています。おろし部分の角度がより鋭角になってます。味などはあくまで個人的な感想ですが。

大根だけでなく、りんごや山芋などもおろしやすいです。
甘みがありますが、少し辛みもでます。
大根おろしにをするには、扇型よりやや時間がかるでしょう。
扇型の竹おろしに比べると少し水分がでやすいです。
サクサク+水分があるのが特徴です。
甘みと辛みがほしいときには粗目おろしがベター。

ステンレスおろしの特徴(右)

右はステンレスの大根おろし(2000円)です。キチパラが販売しているもの。
触感は一般的な大根おろしと同じで、水分を含み辛みがあります。
すって2~3分をおくと、さらに辛みが増します。
使い勝手の良いおろしならすいすいと時間短縮しておろせるが、商品によってまちまち
辛みがほしいときや、天つゆなどの溶かすときにむいています。

3つの「おろす時間」

この3つの量ですが、どれも10秒の時間をはかっておろしました。
10秒で擦った量を比較してみると、上等なステンレスおろしが量は断然多いです。大根なら扇型が次に多く、先がとがった粗目は時間がかかります。

鬼おろしはぜひひとつ持っていただきたいですね。美味しい大根の味を満喫できます。