すし桶の大きさで悩む方へ
実家にあったすし桶といえば、なんかすごく大きかったような気がします。
以前は6合用以上の直径36cmほどのが良く売れていたといいます。
その大きさを想定すると、「すし桶はいつもそんなに使わないのに大きい」
「すし桶は邪魔でしかない。」と思ってしまいがちです。
なぜあんなに大きかったのかというと、やはり家族が多かったのです。7~8人の想定だったんじゃないでしょうか。
そして、すし桶は大きくないと混ぜにくい?
これもたしかに言えます。
酢飯を冷ますのに時間がかかってしまうとべちょっとなってしまうのです。
でもいまは以前のように5合炊く家庭は少なく、2合や3合しか炊かない人も多いですよね。
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いますし桶を買うのならどの大きさがよいのかを考えてみます。
すし桶は酢飯を切るように混ぜることから「大きめを買うべし」といわれていました。
また大きめを使うと短時間で酢飯を冷ませるので酢飯がぴかぴかで美味しくなり、もちがよくなるという理由がもあります。
ですが、現在は2合や2.5合、3合など比較的小さめを買う方が断然多いのです。
これは寿司以外の用途を考えて方も多いですよ。
すし桶をおひつと同じように使い、炊き立てのいつもの白ご飯や、ちょっとおもてなしの炊き込みごはんを入れて日常使いする方もいます。テーブルで手巻きをするなら小さいすし桶が活躍します。
お赤飯、炊き込みご飯、普通のご飯やまぜご飯なども、すし桶を使うと、とっても美味しそうで(実際に美味しく)、家族の食が豊かになり、ご飯の保存にも有効なのです。
そこで、すし桶を初めて買う方におすすめの大きさです。
2〜3人のご家庭なら2合用で直径27cm。3合にも十分対応できます。
奥行30cmないので吊戸棚にもはいるくらいです。
4〜5人のご家族なら3合用で直径30cm。4合なら難なく対応できるでしょう。
よく作る方、大目に作る方には4合用ぐらいが使いやすいと思います。
最初はちょっと小さめを普段使いで使ってみるのはどうでしょうか。
もちろん収納に余裕があれば大きめのほうが効率はいいとは思いますが、ガラスボウルやステンレスボウルに温かいお米を入れて、冷めずに水分がこもったりするより、小さくてもすし桶のほうがはるかに上等にできると思います。
料理の先生なら「すし桶は大きくないといけません」と言われるでしょうが、私は邪魔にならないように普段使いしていただきたいので、あえて小さめをおすすめしたいわけです。