すし桶の基本的な使い方

キッチンパラダイスでは、実際に私たちの経験に基づいたすし桶の使い方を解説します。

◎すし桶を購入したら

まずあく抜きをします。桶に水を入れて酢を2~3杯いれます。よく混ぜてから2時間程度はつけてから洗います。

(銅タガの倍は酢でなく米のとぎ汁にすると銅による木の変色を防げます)

洗ったら、乾いた布巾でよく拭いて、日陰干しします。

樹液(ヤニ)が気になるときはアルコールをふきかけてください。樹液がでるほうが抗菌力が高いといわれます。

◎毎回すし桶の使う前のポイント

すし桶の内側を濡れ布巾で拭くか、軽く内側を水で濡らした後よく拭いてからご使用ください。
酢飯がこびりつきにくく、洗いやすくなります。

◎すし桶を使うとき

米粒をきれいにしたいときは、水をふくませた濡れ布巾で桶を拭くようにしてご飯をあつめるとうまくいきます。
使い終わったら早めに洗ってください。

◎酢飯を保存するとき

すし桶の木蓋をするか、蓋がない時は、布巾をよく濡らし、しぼってから上にかけてください。乾燥せずに翌日でも美味しく食べられます。

◎使い終わったら

ごはん粒は濡れ布巾で集めると取り除けるので洗うのが簡単です。

それでもごはん粒がとれにくい場合は、お湯をはって5分くらいふやかしてから取りのぞきます。長く浸けると乾きにくくなるのでお気をつけください。

洗剤を付けずに洗い、最後は必ずタワシで洗ってください。タワシで洗うことで細かい汚れがかき出せて、黒ずみやカビを防ぐことにもなります。

水を入れて食器を洗う「洗い桶」のような使い方をすると、汚れや水を吸い込みすぎて乾きにくくなり帰って汚れの原因になります。

油が付いた時だけは薄めた中性洗剤で洗い、よく洗い流してください。

きれいに洗い流したら、乾いたきれいな布巾で水分をふき取ります。水が溜まりやすい内側の角は特によく水分を拭いてください。

風通しのよい日陰干しで乾かしてください。

浮かせて乾かしたり、時々風が通るように向きを変えるとよいでしょう。

直射日光は反りや割れの原因になります。また長時間外におきっぱなしにしても割れることがありますので乾いたら室内にいれてください。

梅雨などで乾きにくくどうしても屋外で干せないと時は、よく拭いたあとで、かるくドライヤーで温めてもよいでしょう。近くから何秒もつづけてあてると壊れますので、乾燥をうながす程度でやめてください。
食器乾燥機でのご使用はおやめください。

◎保管するときの注意

乾いたら湿気の少ないところで保管します。ビニールの中に入れて封をしたり、湿気の多い棚の中にいれておくとかびることもあります。
吸水性の高い紙やタオルに包んでおくといいでしょう。
新聞紙でもいいのですが、たまにインクが木に移ることもありますので気をつけて。