お寿司だけじゃないすし桶の使い方
すし桶は持たないの?
すし桶はもってないんですか?と尋ねると「大きすぎてうちでは邪魔」という人が多いです。そして「大きい割には出番がない」と。
大きくて使わないというだけですし桶を持たないのはもったいない!
ちょっと読んでください。
すし桶は小さくてもいい?
その昔は田舎に行けばどこの家も一升用のすし桶がありました。一升用は10合(直径39cm)、だいだい12~3人分ってとこでしょうか。少しづつ食べれば20人分あります。大家族が多かった昔はそのくらいは必要だったのでしょう。
それで「すし桶は大きい」というイメージがついたのだと思います。
でも、いまは2人家族、3人家族も多く、多くても5人くらい。
6人以上だと「お、ご家族多いですね」って感じです。
だから、お寿司を作る量も3分の1となり、当然すし桶も小さくて済みます。
平均的には3人~4人なら3合用、
2~3人なら2合用。
これくらいが使い勝手としてはいいんじゃないんですか。
小さいサイズのデメリットは?
サイズが小さいすし桶にちょっと多めの酢飯を入れるのはどうなのか。
桶に対してごはんの量が多すぎると「粗熱をとるのが早く」「べちゃっとなりにくい」というデメリットもあります。粗熱をささっと取った方がいい理由はいくつかありますが、主には酢飯にツヤがでることと、保存するときに傷みにくいいうこと。
ただ、3合を2合のすし桶にいれたり、4合を3合のすし桶に入れたりするのも「なるべく場所を取らない」ということを考えれば悪くない選択だと思います。私はよくやります。100点でないにしても、うちわで急いであおげばまぁちょっとくらい容量より多めのご飯をいれてもオッケー。それより小回りが利くほうを優先したほうが普段使いには便利に感じました。
さすがに2合用に4合を入れるのはちょっと厳しいし、そういうときは2回に分けたり工夫しないといけないでしょうけどね。邪魔にならないなら大きいほうがベストではありますが。もちろん家族が増えたり、みんなの食べる量が増えた時にひとまわり大きいサイズを買うというのも賛成です。
2合用3合用はこんなメリットも
小さいすし桶を持っているといろいろ使い勝手があります。
2合用は直径27cmです。27cmといえば普通の大皿サイズです。食卓においても全く邪魔にならない大きさです。3合のちらし寿司でも使えるし、手巻きすし用の酢飯をすし桶のまま食卓においても場所を取りません。
私は、大きなお弁当箱のような使い方していました。便利だったのは、おにぎりをすし桶に入れてでかけること。おにぎり以外でも稲荷すしやトウモロコシや芋などもおやつとして入れてから出かけました。小学校の時は私より娘のほうが帰るのが少し早かったのでおなかがすくんですよね。
水分を調整する機能があるので、悪くなりにくい。夕方でも美味しく食べられるんですよね。
私のは蓋つきのすし桶だったので、とても重宝しました。蓋がない時は濡れ布巾をかぶせます。
蓋付きならパンとかも保存しておけます。サンドイッチなどを入れてそのまま食卓に出すこともありましたし、おはぎなどのお饅頭の保存にももってこいです。
おひつ代わりにいつものご飯をいれておくこともできます。
おいしくなるし、保存の機能にもいい。食卓もはなやかでおごちそうにみえる。
小回りの利くすし桶はほんとに使い勝手がいいです。
そしてすし桶があれば、簡単な混ぜご飯にも使えます。忙しい時に焼き鮭と大葉を混ぜてごまを海苔をふりかけて、「ハイ、ごちそう!」とテーブルにすし桶のまま出します。
単なる混ぜご飯がすし桶のおかげでごちそうにみえるから不思議。すし桶マジックです。笑)
美味しくなるだけじゃなく、家族の食卓が楽しくなる、思い出にもなる、使い方も実はいろいろ。そんなすし桶を一生モノとしてぜひひとつ持っておきましょう。
せっかく一生モノのすし桶ですから、あんまり買わないほうがいい種類や材質もあります。気になるときはご相談ください。