おいしくできるフライパンはあるが万能フライパンはない

巷でフライパンといえば、「軽いフッ素加工のフライパン」が一般的です。スーパーで買う間に合わせの安価なフライパンも、●印良品で買うまぁまぁな独り暮らしのフライパンも、●ファールの3000円くらいのフライパンも、だいだい軽いものばかり。

重たいフライパンを好む人はめったにいません。使ってる人以外は。

なぜ重いフライパンは存在するのか?

重い「鉄のフライパン」は、当たり前ですが、厚みが増すほど重くなります。

そうすると、お肉は美味しくなり、野菜も水分を飛ばさずみずみずしいまま焼けます。

鉄は、厚みがあるほど熱を均等にムラなく伝え、蓄熱性があります。

厚みのある重い鉄のフライパンは、牛肉、豚肉のステーキ、鶏のグリルなど、短時間でよく火が通ります。

野菜をグリルすると、野菜のうまみをキープできます。

鉄は厚みでまったく仕上がりが違い、薄手の中華鍋と厚手の鉄のフライパンでは仕上がりが雲泥の差です。

だから、鉄板料理が美味しい。温度調節したり、途中で焼けてるかどういうか切って確かめる必要もありません。

フッ素加工にも、厚みがあって重いフライパンがあります

フッソ加工のフライパンにも厚みがあるフライパンがあります。これは「厚みのある鉄のフライパンの機能を追いかけている」のです。

鉄のフライパンのように熱を均等に伝えて蓄熱性を上げて、美味しく焼くためです。

でも鉄は表面がパリッとできても、フッ素加工はできません。

その変わり、鉄のようにくっつかないし、汚れにくいし、そこまで重くない。

「美味しくできて、使いやすい」のが、厚手のフッ素加工フライパンというわけです。

だから、お値段も高いわけですね。
薄いフッ素加工のフライパンは、素地がアルミニウムだけ(たまにステンテス)でできているので、熱伝導は早いのですが、ムラでできたり、火の通りがわるかったりするのです。

ただ、重いからといって、万能ではありません。
ムラなく伝えるのは歓迎ですが、熱しやすく冷めやすいのが向いてない料理もあります。

ササッと短時間で火を加えたいもの。

例えば、カルボナーラ!!

これは厚いフライパンで作ると卵に火が入りすぎてしまいます。厚手のフライパンは火をとめても温度が下がらないので、作り終わったらすぐに盛り付けないといけません。

厚手のフライパンはほとんどが美味しくできますが、万能ではありません。

それでも私は、厚手を毎日使います。やっぱり美味しくできるし、料理の自由度が高いです。