著書「みらいおにぎり」について
桧山タミ先生の本「みらいおにぎり」は2020年11月27日に発売になりました。
この表紙の女の子は、2019年2月に桧山先生にお手紙をくださった某福岡市内小学校の4年生の女の子。
とても素直で純粋な問いかけをしてくれる子供たちの手紙を読まれ、その小学校に授業に出向くことになったのが、先生が本を書かれるきっかけとなりました。
先生は桧山塾の料理教室の時に子どもたちや家族のありかたについてお話しになることがよくあります。
自分が人の気持ちをわかるようになったのは、大人数で育ったからではないか。
家族が忙しくてもまわりの人たちが面倒をみてくれた。
学校はおおらかで自由な時代で、ご近所さんとの行き来も多かった。
物がないからなんでも工夫して作っていた。
兄弟が多いから手取り足取りしてもらう時間はなかったけれど、今考えるとお母さんの後姿をみながら大きくなったと思う。
先生の子供時代の話は「いまの時代はそんなの無理ですよ」と言ってしまう人もいるかもしれません。
でも、そこに桧山先生がのびのびと優しく真の強い女性に育った所以が確かにあると思わずにはいられないのです。
多くの苦難を乗り越えてきた桧山先生がいまもなお誰より大らかで、純粋でまっすぐで、茶目っ気たっぷりで、勤勉で、なによりいつも幸せであることが、常に私の足もとも照らしています。
小学校高学年なら読める内容ですが、きっと純粋な大人の方にも楽しく読んでいただけると思います。
桧山タミ「みらいおにぎり」 1400円(税別) 文芸春秋
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先生の1冊目の著書「いのち愛しむ、人生キッチン」もあります。