木のせいろの魅力・使い方~ビギナーの方へ~

かんたんでおいしい、せいろ蒸しの魅力
せいろは、ひのきや杉などの天然素材で作られた昔ながらの蒸し器です。我が家では、忙しい時にも手早く1品作れるため毎日のように使っています。最近では、せいろ蒸しの専門店が登場するほど人気がでてきましたが、とはいえ、一般的には自宅でせいろ使う人はまだそれほど多くはありません。せいろの良さを友人に熱弁すると、「それって肉まんがおいしくなるの?」と、聞かれるくらい。もちろん、せいろで温めた肉まんや焼売はふかふかでおいしいですし、冷めてもジューシーなまま保てます。でもそれだけではもったいない!小さなせいろ一つあれば、今日からでも、簡単でおいしく、ヘルシーで、バラエティーに富んだ蒸し料理がすぐに始められます。

せいろのメリット
熱を加える料理には「茹でる、焼く、煮る、炒める、揚げる」などいろいろありますが、とくに蒸す調理法はメリットだらけ。とくに木のせいろは、まだ知られていない良さがたくさんあります。
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旨味と栄養を逃さない
茹でるよりも水っぽくならず、素材の旨味や栄養をしっかり残せます。 -
ふっくら美味しく仕上がる
水分を調整しながら加熱するため、ご飯や野菜がふっくらと蒸し上がります。 -
ご飯の温めなおしにも最適
電子レンジを使わずに再加熱でき、まるで炊きたてのような美味しさを再現できます。 -
冷めても美味しい
茹でたりレンジで加熱したものに比べ、冷めても味が落ちにくく、お弁当や作り置きにもぴったりです。 -
油を使わずヘルシー
蒸し料理なので、油を使わずに調理でき、ヘルシーに仕上がります。*AGE(終末糖化産物)も増えずヘルシー -
同時に複数の調理が可能
忙しいときでも、せいろに食材を入れて火にかければ“ほったらかし調理”が可能。段重ねで何品も一度に蒸せます。 -
そのまま食卓へ、見た目もご馳走
蒸したての湯気とともに、せいろをそのまま食卓に並べれば、見た目にも温かみがあり、食事が華やかに。
蒸し器には、木だけでなくステンレスや土鍋、ガラス製もあります。蒸すという点では良さは同じですが、木のせいろは調湿ができて高温になりにくいという点、そして「見た目にもおいしそう」という大きなメリットがあります。食卓に木のせいろ蒸しがあると食欲も増しますね。
手はじめはシンプルに「季節の野菜のせいろ蒸し」
せいろ料理で私が一番よく作るレシピは、なんといっても「季節野菜のせいろ蒸し」です。
「料理」というのが恥ずかしいほど簡単なレシピで、単に、旬の野菜を並べて蒸すだけ。外食が多く野菜不足が気になる人、料理が苦手な人などにももってこいです。
「季節野菜のせいろ蒸し」の手順
火が通りやすい根菜などを先に蒸して、しばらくしてから火が通りやすいものを入れれば、どれも色鮮やかでバランスよく仕上がります。レンコン、人参、大根、じゃがいもなどは先に、キノコ類、ブロッコローなどは蒸しあがる2~3分前に入れたらよいでしょう。ソーセージや薄切り豚肉などを一緒に蒸してもおいしいです。
- 季節の好きな野菜を食べやすく切っておく。
- 鍋でたっぷりのお湯を沸騰させる。
- せいろを軽く濡らして、野菜を並べる。
- 鍋の上にせいろのせ、蓋をして蒸す
- 根菜を10~20分ほど蒸したのち、葉物野菜やキノコ類を入れてさらに2~3分蒸す。
- 火からおろした後、最低1~2分は待つ。食べる直前に蓋を開ける
- 塩、ゴマダレ、ポン酢、マヨネーズなど、お好みの調味料でいただく。
簡単に作れるソース
蒸し野菜はそのまま食べても、塩だけでも美味しいのですが、いろんなタレやソースの作り方を知っておくと、飽きずに楽しめます。
バーニャカウダソース・・・アンチョビ 牛乳 おろしにんにく オリーブオイル *火にかけて乳化させる
しょうゆごまみそタレ・・・すりごま しょうゆ みそ 砂糖 酒 ごま油
カレーマヨネーズ・・・カレー粉 マヨネーズ
ナンプラーソース・・・ナンプラー 豆板醬 酒 砂糖
おすすめのせいろ蒸し
◎豚肉の蒸ししゃぶしゃぶ
大根、しめじ、長ねぎを細切りにして、せいろに敷き詰めたクッキングペーパーの上に広げて塩をふる。
7分ほど蒸したら、豚肉を広げてのせ、生姜の千切りを入れて酒を少々振ってから、さらに3分蒸す。
◎蒸し茄子
茄子は縦半分に切り水にさらす。せいろで10分蒸す。蒸しあがったら食べやすく切り、ポン酢だれに葱と生姜、ニラのみじん切りなどを加えたタレをかけていただく。
◎秋鮭のバター蒸し
鮭は塩胡椒をしてしばらく置き、水気を拭く。じゃがいもと玉ねぎは薄切りにしておく。クッキングペーパーを敷いたせいろにじゃがいも、玉ねぎ、鮭の順に重ねて白ワインを振ってバターをのせ、10分ほど蒸す。醤油を少したらしていただく
使い方のポイント
・たっぷりのお湯を沸かす。お湯が無くなるとせいろが焦げます
・蒸気が立ってからせいろのせます
・基本は強火で蒸しますが、火が鍋の外にはみ出すとせいろの側面や縁が焦げることがあります
・使う前にせいろを濡らしておくと、変形が防げます
・蒸し終わったらすぐに洗い、風通しのよいところで早めに乾かかすとカビを防げます
蒸し布やクッキングペーパーについて
せいろには、直接、素材をおいてもかまいませんが、私はなるべくせいろを洗わなくて済むように、専用の蒸し布を敷いています。そのほかにも、さらし、クッキングペーパーのほか、キャベツなどの葉物野菜を敷くときもあります。クッキングペーパーには水分が溜まるので、穴をあけておくとよいでしょう。せいろに使う蒸し布やさらしは香料を含む洗剤で洗うと、蒸したときに洗剤の臭いがするので気を付けてください。
さぁ、せいろ生活はじめませんか
せいろは天然素材なので多少は変色しますし、うっかりするとカビる場合もあるのでハードルが高いと思われがち。でもいったん使い始めたら、こんな便利な道具ったらありません。使い始めると楽しくなって、皮ごと食べれるオーガニック野菜を探し回ったり、とびきりおいしい塩を買ってみたり、レシピ本も買ってマネしたくなります。せいろ蒸しはダイエットにもいいと言われますが、健康的な食生活になるのが何より嬉しいことです。誕生日や新婚祝いにもプレゼントしています。みなさんも、せいろ生活はじめませんか?






