竹ざるをカビさせずに使うには


●インスタグラムでは台所道具について毎日発信。毎週月曜夜9時に台所道具使い方などを生配信。こちら

竹ざるは、なぜカビるのか?

お客様から「ざるがカビるんですよね。なにが悪いんですか?」とご相談。
カビるには何らかの理由があるのですが、なんだかわからず、せっかく買ったのにカビるから使わなくなる方っているんですよ。ポイントを押さえていきましょう。

湿気がこもる場所に収納?

シンクの下に収納してませんか?あそこは湿気が多いからかびやすいです。引き出しにはできればいれないほうがいいでしょう。しかもビニール袋にいれて収納する人いませんか?竹が呼吸した湿気が外に出ずにこもってしまいます。長く使わない場合は、ビニールよりタオルか新聞紙。

10階より1階は少し気を付けて

どうやら、マンションの上のほうにお住まいの方が比較的かびにくいようです。日本家屋や1~2階にお住いの方は、風通しのよいところを選んで保管してください。(10階でも湿気があるとこには収納しないで)

低いところより、できれば高いところ

低いところは湿気がこもりやすいので、高いところのほうがいいです。
空気がよどまないところに置いてください。

汚れはタワシで落としてる?

汚れが残っているとカビができやすくなります。木の汚れはタワシでないととれないことも多いので、タワシをもっておくといいでしょう。タワシは先端がへなってなっていると汚れがとれません。タワシも選んで買いましょう。

浸け置き洗いしてない?

浸け置き洗いで水分がザルの深く中まで浸透してしまうと乾きにくくなります。水には浸けずに手早く水かぬるま湯で流し洗いします。

水分を拭き取ってる?

水分を拭き取らないで乾かすというのは、洗濯物を脱水せずに乾かすようなものです。なかなか乾かずカビの原因になります。ザルが濡れていたら、さっと振って、残った水分を拭き取るだけで乾燥時間が短くなります。

浮かして乾かす

できれば下を浮かすと風が通るので、端が黒くなりにくいんですよ。フックにかけるとよいかもしれません。

直射日光より風通し良いところで

直射日光に長く干すと割れたりすることがとても多いのです。日陰でも風通しの良いところなら意外とすぐ乾きます。しっかり乾かしてから収納です。窓を開けて、そこに立てかけるといいですね。

乾かすときに途中で上下をひっくり返しては?

水分は下に下に集まるので、乾かすときに下部だけが黒くかびっぽくなります。1時間乾かしたら、思い出した時だけでも上下を逆にする!しかも濡れたところをちょっと拭く!そうするとカビのリスクから逃れることができます。これは乾きにくい場合や、水をたっぷり濡らした時です。

どうしても危ない時はドライヤー

今日はじめじめしてカビそうだという場合は、軽くドライヤーで乾きを促進してはどうでしょう。
同じところに熱をあてすぎると割れますので気をつけながら。乾きやすくなります。

ザルの使い方まとめ

水を流しながら、ささっとタワシで洗い、水気は拭いて、風通しのよいとこで早めに乾かす。
それでほとんど解決します。

 

上手につかって一生モノにしましょう。