「人生キッチン」」は「がんばらない台所」だった

2017年7月に出版「いのち愛しむ、人生キッチン(桧山タミ著)」の企画、編集に携わりました。
出版社もわたしも予想以上の反響で、驚くほどたくさんの方に読んでいただきました。

本のタイトルは「がんばらない台所」の予定!?

この本は私の友人の編集者と私の会話から始まったのですが、実はきっかけはこれです。

2016年の9月に桧山先生のセミナー。私が付けたタイトルが「がんばらない台所」。1週間で160人を超える方がHPのお誘いだけで集まってくださいました。先生の最後の講演といってもよいと思います。

我ながらいいタイトルだと自画自賛し、そのまま本のタイトルにするつもりでしたが、文藝春秋さんから却下され…笑)プロに任すことになり「いのち愛しむ、人生キッチン」になりました。

「がんばらない台所」には、先生自身が「台所を任されたお母さん(お父さん)」に伝えたいメッセージがこめられていることから、結局は134ページ目の中の見出しとして使ってもらうことになったのです。

「がんばらない台所」にこめた意味

「がんばらない」というと、「そうか、努力しなくてもいいのですか?」と聞く方がいますが、そういう意味ではありません。世の中には、努力して努力して、強い意志をもっていても、うまく幸せを感じられない人もいます。

家族と自分の幸せのためにやっているはずなのに、自分の「つらい」「大変」「私ばかり」という気持ちを押し殺して努力をすると、時に「私はやってやってる」とか「もうやりたくない」とか「もう無理」など辛くなることもあります。本来の自分の生き方とは違う生き方を歩んでしまうことになるのです。

私はなんのために台所にたつのか

先生はそこを考えてみましょうと言われます。
その人なりの心の軸を持つこと、の心の基準をもてばいいということで、がんばりすぎはよくない。
それが「がんばらない台所」なのです。

この話、今度のインスタライブで続きをしようかなとおもっています。

8月15日(月)21:00から21:40頃まで「調味料ライブ」(アーカイブあり)をやってますので、その後二部として生配信のみのライブ「がんばらない台所」をやりまーす。