まな板のカビない乾かし方

週に何度も「木のまな板」に関する質問を受けます。一番多い質問がこれです

どうやったらカビないんですか?

木のほうが刃当たりがいいし、肩や腰には響かないし、素材を捉えるので切りやすいし、いろいろいいところがあると知っていて、、やはりカビるのが面倒だと思っている方、多いです。

確かにカビや黒ずみはゼロにはなりません。

カビなくても水で塩素だけで、だんだん黒ずむことも多いからです。

カビないために、いろいろできることはあるのですが、一番わかりやすいのは

乾かし方です

上手に乾かすこと!

では上手に乾かすにはどうするか

①まな板を水に浸さない→まな板の奥まで濡らさない

表面しか濡れてないものは乾きやすいので、当然カビが発生しにくくなります

②乾いた布巾でよく拭く

濡れた布巾より乾いた布巾でよく拭くほうが、表面の水分が吸い取れて乾きやすいです

③風が通るところで乾かす

室内でも空気がよどんでなければだいたい乾きます。部屋のすみっことかはダメですね。子供が遊びまわる部屋とか、窓から風がはいるところとか窓辺はいいですね。外で風が通る日陰は最適です。

④5時間以内に7割がた乾かせるような環境に干す

これ意外と大事。乾かし始めが肝心です。ゆっくり乾くと、かびが発生しやすくなります。

⑤ドライヤーに助けてもらって

雨続きで心配なら、表面をささっとドライヤーあてて、乾きを促進してもよいです。薄いまな板は変形の恐れがあるので気をつけて。
あくまで表面だけ、遠くからささっとあてるくらいにしてください(できれば両面)

⑥目に沿って縦に乾かし、逆さにひっくりかえす

木肌の目にそって乾かすと、水分が下に流れやすいので中央は乾きやすいです。半面、側面に水がたまるので、1時間くらいして逆さにひっくり返し、濡れている側面を拭いておきます。これで黒ずみをかなり防げます。