ひとり暮らし激推しの鍋は?

せっかく一人暮らしを始めるんだったら、「料理したくなる鍋」、それも「万能鍋」がいいですよね。

ちゃんとしたといっても、そんな高くはない鍋がいいでしょ。大きすぎず、小さくなく、ほとんどこれ1台できる。それでいておいしくできて、時短になって、掃除がしやすい。

そういう鍋があります。これです。

ジオプロダクト片手鍋16cm(宮崎製作所)

ジオプロダクトの中では行平鍋(蓋なし)が人気なのですが、実は蓋付きの片手鍋がめちゃくちゃ便利。

サイズが16cmというのはは、麺類1人前がギリギリ茹でられる大きさだからです。

内面にアルミを挟んだステンレス全面多層なので、熱の伝わりがよく汚れにくいという性質もあります。

ジオの片手鍋ならできる時短ワザ

ジオの片手鍋は、時短で料理ができるワザがあります。ガスや電気代の節約にもなる、便利なテクニックです。まずは「ブロッコリーは火をつけて3分」のやり方です。

ブロッコリーを茹でる

普通はお水を沸騰させてそこにブロッコリーを入れますが、ジオの片手鍋は違います。私の14cmでやってみましょう。

鍋に大さじ2杯の水とブロッコリーを入れて、中強火にします。
火加減にもよりますが、50秒~1分で蒸気で蓋がカタカタッとなりますので、そしたら弱火にしてください。
弱火は1分半ほどです。
◆蒸気がフタがカタカタッとなったら蓋をクルクルっと回してみてください。滑るようにクルクル回転したらウオーターシール効果という無水調理の効果が効いている合図です。


1分半したら火を止めて30秒まってください(余熱)。できあがりです。お湯を沸かず時間がほぼ不要です。
とっても色鮮やかに仕上がりました。お弁当には最高にいいし、作り置きもこちらのほうがもちがいいです。

スタッフみんなで食べてみましたが、ちょうどよい柔らかさで、水っぽくなく美味しいブロッコリー。
このように茹でるのではなく、蒸気で蒸す調理法は「蒸し茹で」といいます。

ジオプロダクト片手鍋の蒸し茹でワザを覚えると何がお得?

良い鍋を使い、この方法を覚えると、
短時間で調理でき、
ガス代が節約でき、
栄養素を逃がさず、
色鮮やかで、
美味しくなります。

とくに栄養素でいえば、水溶性のビタミン・ミネラルが流れ出すのを防ぎます。水溶性ビタミンを含む野菜は、ブロッコリー他ほうれん草や小松菜、モロヘイヤ、サヤエンドウなど、多くの野菜があります。

蒸し茹ではどのステンレス鍋でもできるわけではありません。全面が多層で熱がこもり、蓋に仕掛けがあるステンレス鍋のみです。私が試した限りでは、このジオ・プロダクト、ビタクラフト、サラダマスターというホールフード協会オススメの鍋もその点で優秀です。

蒸し茹ででかかる時間は?

ほうれんそうは 大匙2杯の水、弱火加熱0分、余熱1分(計1分)
キャベツは 大匙2杯の水、弱火加熱1分、余熱1分(計2分)
にんじんは 200ccの水、弱火加熱3分、余熱1分(計4分)

最初に水を沸かす時に強火しすぎると水がなくなり焦げますので、強すぎないように。
また、何度も蓋をあけるとせっかくの蒸気がでてしまいますので、できれば開けないように。

こんどは「茹で卵を9分で固ゆで」のやり方です。

ゆでたまごは65ccの水を入れました。水から入れて、蒸気が1分過ぎたらでてきます。そしたら弱火にして5分。火をとめて余熱で3分です。茹で卵はおよそ9分でできあがります。このくらいだとこれまでなら12分はかかっていたと思います。

蓋付のジオ(片手鍋)は、ご飯も炊け、余熱で煮物も美味しくなり、蓋をしながらの揚げ物も可能です。

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