台所でのさらしの使い方


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さらしってどう?

さらしというと、おばあちゃんが使う布、というイメージがぬぐえない方もいるかもしれませんね。

「蒸し布以外に何に使う?」「食器拭いてもいい?」など、使い方の質問を受けることが多くなりました。

さらしは薄いのでタオルやふきんに比べてかさばらず、乾くのも早いです。吸水性もいいので、実はすごく便利です。

さらしの多彩な使い方

拭く、包む、蒸す、敷くなど用途はさまざまです。

・食器を拭く磨く・テーブルを拭く
・野菜の水切り
・野菜をくるんでラップ代わり(濡らして)
・手拭き
・食器や料理のほこりよけ
・まな板を拭く
・まな板やすし桶にかける(濡らして)
・すし桶のご飯粒を取る(濡らして)

・豆腐やヨーグルトの水切り
・蒸し布として
・出汁漉し
・味噌漬け粕漬けの素材を包む
・茶金絞り
・小さく切って銅や鉄のフライパンの油ならし

蒸し布としては、専用の蒸し布を使った場合の方がよく水分を吸収すると感じることもあります。お赤飯やごはんの温めなおしの時。

1番さらしと2番さらしに分けて

さらしは煮沸して消毒します。

とはいえ、台拭きにしたものを出汁漉しはしませんよね。

そこで、出汁漉し用や茶巾しぼり、野菜をくるむだけのさらしと、食器拭き用などは分けます。印をつけていると完璧ですが、なんとなく汚れ方でわかるかもしれませんね。

だいぶ汚れたら台拭きにまでランクを落とし、最後クタクタになったら、冷蔵庫を拭いたり床を拭いたりして捨てます。何枚も使い分けて使うと半年や1年はもつと思います。私は2年くらい使っているのもあります。

邪魔にならないというのがとてもいいので、最近はタオルもさらしを手拭きにしてます。1回のお台所仕事用にタオル使うと洗い物が多くなりますからねー。

ほんとに便利ですよ。