こんにちはゲストさん
銅の選び方と使い方
キッチンパラダイスで長年使って試行錯誤した銅の使い方です。 ご参考になさってください。■銅鍋の選び方
銅製の鍋は、内側が錫引きのもの(ステンレス引きなどもある)と、何もコーティングしてないものと2つあるのでどちらを選んでよいのか迷う方が多いようです。■銅鍋の使いはじめ
使い始めは、洗剤で洗って水をたっぷり入れて中火以下で沸騰させてください。鍋の場合は使い始めていただいてOKです。玉子焼器はフライパンの場合は油をゆっくりなじませまることから始めます。水分を拭き、油を多めに(半分程度)入れて弱火(途中からとろ火程度)で5分~10分ほど温めます。*実際には5分~10分にこだわらず、温度が上がりすぎない状態で必ず止めてください。油にパンなどを浮かべたりして状態をみるとわかりやすいでしょう。温度が上がりすぎると、錫引きが膨れたり溶けたりします。揚げ物の温度180℃は高すぎです。)油を捨てて中性洗剤を使わずにお湯で洗い、その後、再度水を入れて沸騰させてから捨て、温かいうちに乾いた布巾で拭きます。■銅鍋を使う時
他の鍋と同じように使っていただいて結構です。炒めてから煮るような場合は、油をおおめにいれてよくしみこませてから素材を入れてください。■銅の玉子焼器やフライパン使う時
毎回使う時は、弱火~中火で少し温めてから油を多め入れてなじませます。温まったかどうかわからない時は、数滴の水をかけてみてください。すぐにジュッと無くなる程度まで温めます。)温めすぎると錫引きが剥げますので、煙が出そうになったらすぐに火を止めてください。キッチンペーパーなどで油をなじませるといいのですが(特に、角などをよくなじませる)、ペーパーだと油をすっかり吸収してしまいがちなので、小さいさらしが重宝します。■銅鍋を洗う時
汚れは沸騰させてふゃかしたほうがよく取れます。油汚れは重曹を入れて沸騰させると取りやすいです。■銅の玉子焼器やフライパンを洗う時
洗剤を使わず、油分を残すのがポイントです。汚れは、お湯で汚れをふやかしてから洗います。玉子焼器に入れた水を沸騰させ、火を止めて温かいうちにスポンジか布でこすると汚れがすんなり落ちます。外側の汚れが気になるときは、下記の「変色を取る方法」をご覧ください。錫引きはだんだん変色してきますが、基本的にはそんなものだと思って頂いたほうがよいです。再度、錫引きすることも可能です。■収納する時
湿気がないところに保管がポイントです。シンクの下などは湿気が付着することも多いようです。棚の中に収納して湿気が気になる時は、新聞紙で包んで収納します。長く使わない場合は乾燥材などを中に入れて新聞紙や布で巻くのもよいでしょう。いつも使う方は、しっかり乾かせば心配は不要です。■変色を取る方法
銅の汚れは、塩と酢を混ぜたものをスポンジに含ませて拭きます。梅のシソで拭くのもよく取れますし、専用の銅磨きもあります。取れにくいスス汚れは、細かいサンドペーパーか、とても細かい金タワシで部分的にこすってください。塩分をそのままにすると緑青の原因になるのでしっかりお湯で洗って下さい。内側の錫引きは230℃で溶け始めます。プロの調理人のように強火で使うのも結構ですが、余熱で温度あがり過ぎると溶けてしまうので気をつけて。必ずガスから離れないようにして下さい。