中華鍋の油ならし

中華鍋を使い始めるとき必ず油ならしをします。

この油ならしで「くっつきにくい中華鍋」になります。また、油がなじむと錆びなくなります。

油ならしは、最初に使い始める前にする作業ですが、使い始めてまもない時は時々「油をならす」と、だんだん中華鍋が使いやすくなってきます。

ステップ①

まず、クレンザーで良く洗って汚れを落とします。錆び止めの塗装が塗られている場合は、よく空焚きをします。(キチパラの特注はこのコーティングをしていないので不要です)

商品によってはコーティングを焼き切るまで数十分かかるものもあります。これはそれぞれ説明書をお読みください。クレンザーで洗うだけの商品もあります。わからない場合は、中華鍋を可能な限りよく焼いてください。 火からおろし中性洗剤とお湯で洗ってください。タワシで汚れを取ったほうがでしょう。

(空焚きを長くする必要があるかないかは、コーティングによります。購入店でお尋ねください)

ステップ②

フライパンを中火にかけて水分を飛ばしたた後、多めの油を入れて再度火にかけます。しばらく弱火でなじませてください。油だけでなくくず野菜を入れて炒めても効果的です。(塩をいれても効果的)この場合は中火でしっかり焦げる程度まで炒めてなじませてください。

油が触れていない側面は、キッチンペーパー(新聞やさらし)などで内側全体的に油を塗り伸ばしてください。中華鍋が冷めてから油を捨ててお湯でしっかり洗い、火にかけて水分を完全に飛ばします。

ステップ③

毎回、使う前には、温度が温まってから油をいれて素材を入れます。まだ鍋肌が冷たい時に油を入れるとくっつきやすいです。

例えば、卵やごはん、お肉など、くっつきやすい素材を炒めるときは、「油返し」をしてから使うとうまくいきます。

「油返し」とは、温まった中華鍋にたっぷりの油(100cc程度)を入れて、全体に馴染ませた後に油ポットへと戻す方法です。くっつかないために使う油ですから高級な油の必要はありません。(私はコンビニで一番安い油を買ってますよ)

こだわりの油を使う場合は、油返しのあとでお好きな油を入れて調理していただくとよいと思います。最後は中性洗剤は使わず熱湯で洗ってください。

これが基本的な油ならしと油返しの方法です。中華鍋は温めてから作業をしたほうが油もなじみやすく、汚れも落ちやすいです。