細切りと千切りと千六本
キチパラで販売している、スライサーの「細切り」「千六本」を見比べながら、「これってどのくらい細さが違うんですか?」と聞かれます。
「千六本」というのは昔は大根のマッチ棒くらいの「千切り」のことをいったらしいのですが、いまは何の野菜にも使うようです。というより、普通の家庭ではそんな言葉は使わないですね。私も商品名として初めて聞いたくらいです。
なるほど、よーくみれば細いか太いかはわかりますが、どんな時にどちらを使うかが分かりにくいかもしれません。ちなみに、このメーカーでは「千切り」は販売されていないのですが、一般的には「細切り」を「千切り」という商品が多いですよね。
この細切りは、1.5mm幅。
刺身のつま(けんとも言う)が1mmくらいからが多いので、つまとサラダ兼用な感じのスライサーです。
プロや上手な人は、大根をかつらむきにして千切りにしたものを「けん」にしますね。包丁でやったほうがもちろん細いですが、それに近いくらいはできます。
千六本は、3mm幅。
細めのマッチ棒ほどの太さです。
また一般的な千切りの幅はというと2mm程度のものが多いようですが、0.5mm~3mmくらいまで細切りや千六本の幅まで「千切り」という商品もでているので、最も幅が広い名称といっていいでしょう。
料理方法でいう千切りは、細切りより細く切るイメージですが、商品名とは違っているようです。
ではどんな料理に向いているか比べてみます。
細切り(1.5mm)は、サラダ、刺身のツマ(やや太め)なます、キャロットラペ、南蛮漬けやマリネなど。
千六本(3mm)は、歯ごたえのある太目のキャロットラペ・マリネ(わたしは大好き)。ポテト焼、炒め物や味噌汁やスープの具にも合います。生で食べる時は塩でしんなりさせると食べやすいです。長芋のわさび醤油なんかもこちらで。